上の子の4歳から5歳の様子を振り返ります。
この1年の成長は、なんといっても一人歩きできるようになったことです。4年以上かかった一人歩きですが、歩き出すと、定型発達のようにはいきませんが、移動に関する発達にはどんどん変化がありました。
一人歩きできるようになる前後のことを詳しく書くと、、、
4歳前 手で歩行器を動かして進む前方指示型の歩行器を使い始める。
4歳1か月頃 伝い歩きを始める。(手すりを持つのはできず、ソファや机に体をもたれた状態で)
片手つなぎで歩く練習を始める。
4歳3か月 一人で立たせて1分近く立ち続ける。
壁を背にもたれて立たせ、1歩を出す練習をする。
ボイタ法のリハビリが嫌で逃げ出すために5歩ぐらい一人歩きをする。
4歳4か月 数メートルなら一人歩きできるようになる。
4歳6か月 転ぶことがあるのでヘッドギアをつけて、1人歩きで移動する。
4歳7か月 公園の築山や、滑り台の手すりつきの階段、段差の低い階段を一人でのぼるようになる。
ヘッドギアを付けなくてもよいほど歩行が安定する。
4歳9か月 年中に上がり、同級生と同じクラスで生活するようになる。
成長が止まっていたかのような日々でしたが、日に日に変化が見られ喜びが大きい1年でした。
誰が見ても、ハンディがあると分かる状態でしたが、家にこもることなく、歩行器を持って広い公園に行って練習したり、人並みにお出かけしたりしていました。
1歳の頃から、知的障害が重いと感じていたので、せめて歩くことができるようにしたいという想いで過ごし、その願いが叶ったことは嬉しかったです。
PTの先生からは、「歩くことができても長距離は無理だからバギーを使うことになるだろう」と言われたこともありました。
10歳の今となっては、多動がひどくて悩んでいます。バギーは全く使っていません。毎日1キロ歩いてバス停まで行っています。
歩けることが全てではないし、知的には最重度なので、できないことばかりです。
歩けなくても、お話しできたり、手を不自由なく使えたり、できることがたくさんあるっていいなと思うこともあります。
目の前にいる子が笑顔で過ごせること、それが一番いいことだなって思います。
歩けるようにリハビリを続けてくださったPTの先生、ありがとうございました。
毎日毎日、一所懸命に生きてきた上の子、ありがとう。
始めて歩いた時、我が子のことの様に喜んでくれた友だち、ありがとう。
上の子に関わってくださった全ての方、ありがとうございました。
今日もささやかな幸せを見つけられますように。
お読みいただきありがとうございました。