新生児仮死

上の子は、生後4か月で脳性麻痺の兆候が見られるということでリハビリを開始しました。

原因は新生児仮死で生まれたことにあります。当時の母子手帳にはアプガースコアという欄がありました。アプガースコアというのは、出生1分後と5分後の赤ちゃんの状態を点数化して評価するものです。

皮膚色、呼吸数、心拍数、筋緊張、反射の5項目で各2点の10点満点ということです。

８～１０点　正常

４～7点　　  軽度仮死

０～3点　　  重度仮死

上の子は、、、　　1分後　3点　　　　5分後　6点という記載がされています。

なぜか下の子の母子手帳にはアプガースコアの欄はありませんでした。

なぜ新生児仮死になったのかというと、、、

病院側の説明によると、お腹の中にいた時に胎盤が剥がれる常位胎盤早期剥離ではないかということでした。胎盤が剥がれてしまうことで赤ちゃんに酸素がいきわたらなかったそうです。

結果として低酸素性虚血性脳症という診断名が母子手帳に記載されています。

生まれた直後は、保育器に入っているだけで1週間ぐらいで退院できるという話だったのですが、、、

その日の夜に痙攣が治まらず、次の日に会った時には手足に点滴や注射のチューブ、口には呼吸器と見るにも耐えられない状態になっていました。泣き崩れてしまいました。何種類かの薬を使って、ようやく痙攣を抑えているとの説明がありました。

退院してから母子手帳を見ると、専門的な言葉ばかりで？？？でしたので、ネット検索ばかりしてました。

これからどうなるんだろうという不安でいっぱいでした。

ただ、10年たった私が言えるとしたら、

子どもの状況はひとりひとり違うので、同じ状況で生まれたから、同じ診断名だからといって同じように成長するということではありません。

同じ状況の方が読まれているとしたら、目の前にいる赤ちゃんと向き合ってたくさん話しかけて、抱っこできるなら抱っこして、たくさん関わってあげてほしいです。

しんどい時は誰かを頼ってください。ゆっくり眠れるときは寝てください。

お母さんと赤ちゃんが少しでも笑顔でいられますように。

今日もささやかな幸せが見つけられますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。